アラザンのゲーム日記

ゲームが好きです。

クラロワ マジックアーチャー調整について思うこと

4月のバランス調整でマジックアーチャーに調整が入ることが決まりましたね。今回はそれに対してちょっと書いていこうと思います。

 

1.そもそも調整が必要なほど強かったのか?

そもそも今回マジックアーチャーを調整する必要はあったのでしょうか?以前バランス調整を担当しているセスは「マジックアーチャーは使用率は高いがカード単体で見た勝率はそれ程高くなく、データ的にはそれ程強くはない。なぜ強いから調整が必要だという意見が多いか理由をしりたい」といった主旨のことをTwitterで話していました。このデータ上の上記とプレイヤーの感覚が離れているというのは興味深いため改めてデータを見てみます。

クラロワでは公式からAPIの提供が行われていてカード単体の使用率、勝率、デッキの使用率、勝率等様々なデータを知ることができます。そのデータを見れるサイト(royalapiというサイトです)でマジックアーチャーのグラチャレでの勝率を見たところマルチ全体での使用率は10%で31位、勝率は49%でした。31/98位のためそこまで使用率は高くなく、勝率に至っては50%を下回っておりそこまで強いカードではないように見えます。しかしマルチでマジックアーチャーが使えるようになるのは1300の呪文の沼からであり、ウルトラレアでもあるため使用したくても出来ない、使用する際もカードレベルが低いひとがいるためマジックアーチャーの強さが正しく現れているとはいえないでしょう。

ではカードをもっていれば使えるグラチャレでの数値をみてみましょう。使用率は23%で8位、勝率は51%で33位(同率は多い)でした。トップ1000位以上のユーザーデータでは使用率は14%で19位、勝率は51%で4位でした。

※上記のデータは4月3日時点から過去14日間の数値です。サイトでは1日、3日、7日間のデータも見られますがデータ量を統一するために14日間にしました。

 

以上のグラチャレ、トップ1000位のデータをみてどう感じましたか?使用率は高めですが、勝率に関してデータ上はそれほど突出しているわけではないという意見も理解できます。グラチャレに限っていえば勝率が55%を越えているカードも多くあります。ではなぜユーザーの使用率は高く調整してほしいという意見が多かったのでしょうか。

 

2.なぜ調整希望が多いのか?(マジックアーチャーの強さ)

マジックアーチャーの特徴はコストは4、射程は7ですが弾の飛距離は11あります。弾は貫通します。体力はやや低くファイアーボールで倒れます。

こうした特徴を持つマジックアーチャーはなぜ強いと思われているのでしょうか。なぜ調整希望が多いのか書いてみます。

 

・マジックアーチャーは勝利に貢献するため

マジックアーチャーは射程は7ですが弾の飛距離は11あります。これはつまり自陣から相手プリンセスタワーに弾が届くことを意味します。そのため相手が出してきたユニットに対して適切な位置にマジックアーチャーを出すことで相手プリンセスタワーを攻撃できるのです。これは他の強いといわれている後衛ユニットにはない強みです。また残り少ないタワーをマジックアーチャーの貫通によって折られることはあり、強さとして印象に残るプレイヤーも多いでしょう。これはとあるプロプレイヤーが言ってたらしいです。裏はとってないので名前はださないですけど。

 

・新しいウルトラレアカードだから

マジックアーチャーはリリース日が2018年3月2日と比較的新しいカードです。レベルがあがっていないためラダーで使えないユーザーも多いでしょう。また何度か調整されているカードでもあります。大きな調整は2018年11月5日に「一撃目の発動に要する時間を0.5秒延長」されました。私の記憶が怪しいところはありますがその頃は攻城バーバリアンデッキのガーゴイルの枠と交換で採用されたり、ファイボ枯渇デッキで活躍していたと思います。

それからしばらく使われていなく2019年1月7日に一撃目の発動に要する時間を短縮されました。以前よりは遅いですが再び使われていました。(多分)

同じ年の8月5日ダメージが16%上がり攻撃速度が1秒から1.1秒になる上方と下方どちらもある調整が行われました。同じ頃ペッカも調整され攻城バーバリアンデッキがトップクラスの強さだったことを覚えています。そのまま強いとはいわれながらも調整は受けず現在に至ります。強いが、新しいカードだから調整途中の為調整を受けるのではないかとなかなかレベルをあげることができなかったプレイヤーも多かったと思います。(私もそうです)

 

・マジックアーチャーを採用する強力なデッキが多くあるから

これは使用率が高いことと似ていますが少し意味合いが異なります。マジックアーチャーは前述した勝利へ貢献すること、射程が長いこと、貫通による小型ユニットに強いことから、多くの強力なデッキで使われています。いわゆるどんなデッキにも合うというものですね。

例えばベビードラゴンも使用率の高いカードです。しかし、使用率が高い強力なデッキというとスケルトンラッシュデッキ、ゴーレムデッキ、エリクサーゴーレムデッキくらいです。

マジックアーチャーを採用するデッキは、攻城バーバリアンデッキ、ロイヤルホグデッキ、神器デッキ、ウォールブレイカーデッキ、高回転ジャイアントデッキ、クエイクホグデッキ、エリクサーゴーレムデッキ等様々です。多彩ですね。

 

・環境的にファイアーボールを採用しにくい

マジックアーチャーの対策はファイアーボールを採用することです。相手陣地で倒すことができ有利に戦えます(比較的)。しかし、上位にはスケルトンラッシュも多く、ほかにもポイズンを優先する理由があるのか、ファイアーボールを使用するデッキは多くありません。これは個人的に思ったことで調べてみたのですがトップ1000からではファイボとポイズンの使用率は同じくらいでした。ファイボでもそこまで有利とも思えないので話半分できいてください。

 

 

3.調整の感想

今回の調整はマジックアーチャーの射程を7マスから6マスにするというものでした。他の変更点はなく完全なる下方修正です。弱くなりすぎという意見も多いようですがこれしかないかなぁと思います。というのも一撃目の発動時間やダメージ、発射感覚は調整してきたため他に調整するところは射程になりますよね。私もサブアカ以外ではあんまり使ってなかった側なのでどういう影響があるかはあんまり分からないです。ミリ残りの時タワーにダメージが入らなくなったり、斜めからプリンセスタワーにダメージを与えることは難しくなるのではと聞きます。他にタワーへのダメージだけ下げるという意見は面白いとおもいました。(ディガーみたいに)ただ、運営が射程を下げることで適性な強さになると思ったならそれがいいのだと思います。昔引き分けがなくなったり、サドンデスが三分から2倍が1分と3倍が1分の合計5分までになったときも最初は困惑しまり、反発もありましたがなってみたら割と面白かったですし。

 

ひさしぶりにブログ更新しました。他の調整カードはTVロワイヤルを見ましょう。なんとなくメガナイトが強そう。あとヒールスピリットは何かに入りそう。次のブログは短めに早めに更新しようと思います。

では皆さんWi-Fiの海でお会いしましょう。